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「クジラを食べる国」
この世界で
好きな食べ物 嫌いな食べ物
それを決めるのは自分の嗜好です。
この世界で
食べていいもの いけないもの
それを決められる人はいないです。
食の選択は文化です。
「クジラを食べるな」と日本人を非難する西洋人は
「犬を食うな」と韓国人を非難する日本人は
「やれそれを食うな」と他人の文化を非難する人間は
浅墓です。
誰も責めずに黙って
菜食主義に徹した
ジョンレノンがちょっと好きです。
でも野菜だって生きていることに変わりはない。
菜食主義が偉いというわけでもない。
誰もが なにかの命を殺して
食して 生きながらえる。
食物連鎖の循環の中に
今日も存在する自分と世界に
感謝と驚異の念を抱きながら
全ての生きものに空腹は訪れる。
食についての正しい答えは
きっと誰にも見いだせない。
牛はOKで クジラはNG
子羊はOKで 犬はNG
と言い張る人は
その理由をしっかりと
腑に落ちるように説明して
食べていいものと いけないものを
僕に教えてください。
僕を納得させてください。
なにが言いたいかというと
食に好き嫌いはあまりない僕だけど
自分の理念や文化を
ヒステリックに押しつけてくる人は嫌いです。
もし生まれてこのかた
何にも食べたことがないという人がいたら
生きるために殺生したことなどないという人がいたら
どうぞ僕を 人でなし 殺し屋 地獄へ落ちろと
非難と罵声を浴びせかけ 責めてください。
だって僕らが子供の頃には
給食にクジラのベーコンがでたんだもん。
もし食べたくないって残したら
食べ終わるまで
校庭に遊びに行かせてくれなかったんだもん。
そうして育った子供たちが 大人になって
西洋人から「人でなし」と言われても
クジラはノスタルジックな食として
体に刻みこまれてしまっているんだもん。
ほんとに・・・そんなこというなら牛食うな〜!
かわいそうだぞ牛だって!
「ハンバーガー食うなこの人でなし!」なんて横暴なこと
俺は西洋人に思ったことも言ったこともあらへんぞい!
禅寺の和尚 談
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